
日本/北海道/上川町
OUR STORY
北海道上川町
北海道のほぼ中央部に広がる大雪山国立公園の北部に位置しており、北海道第一の河川「石狩川」の源流のまち。基幹産業は稲作や畑作、畜産を中心にした農業と層雲峡温泉を中心にした観光業。特に層雲峡の紅葉や氷瀑まつりは全国的に有名で す。上川町の総面積1,049.24km²でそのうち森林面積が約94%を占めています。上川町は昭和29年に発生した洞爺丸台風の風倒木処理を契機にかつては「林業のまち」として栄えました。

使用木材:ケヤマハンノキ
【ケヤマハンノキ】
ハンノキはこれまで国内では林業的にはさして着目はされてきませんでした。しかし外国では、似た種類の木はアルダー材として利用されているようです。国内では歴史的に見て人と寄り添い生活してきた樹木です。赤ちゃんのおしゃぶりとして使われてきたり、根っこには根粒菌という肥料を作る細菌と共生していて土地を肥やすと言われています。

森の物語
Forest story
このプロジェクトで使用した森は記録上、約90歳です。森の中には、どんぐりの木やクルミの木など多くの種類の木が生えています。その一部でハンノキが集まって生えている箇所がありました。近々この森は道路を広げるため一部が切り開かれることが決まっています。何もしなければハンノキは紙等の原料として使用されその場所の記憶は失われていったことでしょう。森も形を変え少しでも長くあり続けることを望んでいるはずです。

町民の皆さんへ
アイヌの人々が幼児におしゃぶりとして、榛の木の かけらを与えていた事を本で知り、私の息子にも榛 の木を握り易く削り、⻭固めとして与えていました。 榛の木は鉄分を多く含み、程良い硬さでピッタリの 素材だと思います。「森の輪」は、赤ちゃんが人生 の初めに接する自然の一端として、口に入れても安 全で、なおかつ木の繊細な風味と舌触りが、脳の発 達にもいい影響を与えると思います。
作家 紺野 龍太

町民の皆さんへ
上川町役場産業経済課農林水産グループ林務係
平松 悠揮
多くの方が今、森林資源を無駄なく使うことを考えています。私は森を有効に使うには森に親しみをもつことが鍵だと考えています。しかしこれまで自身が力及ばずで、そのような説明をする機会を持てませんでした。プロジェクトで謳う赤ちゃんにプレゼントを贈ることを起点とし森に親しみを持つ方を増やす取組に大きな共感をいだきました。今後、森が好きな方がどんどん増えてもらえれば、とてもうれしいです。

町民の皆さんへ
上川町役場保健福祉課健康増進グループ
大雪山のふもと自然豊かな上川町で生まれた赤ちゃんが、地元で育ったケヤマハンノキのように多くの人に親しまれ、健やかにたくましく成長されることを願っています。森の輪でたくさん遊んでくださいね。

上川町民の声
※「森の輪」をプレゼントされた保護者の方の声
coming soon...
ヤチダモ(2019-20)
川のほとりや湿原など、やや湿った場所に生える木で、開葉時期がほかの木よりも遅く、この木が芽吹くころには遅霜の恐れが低くなるので、農作業の目安にもなります。材は木目が明瞭で、堅くて粘り強く、バットの材料としても使われます。